ゆたかな宇陀_活動報告 , 関係人口勉強会&交流会

【ゆたかな宇陀】第14回 関係人口勉強会&交流会 2023/12/27

今回の関係人口勉強会&交流会は、2023年10月20日(金)- 30日(月)に宇陀の松山地区で開催された「奈良・町家の芸術祭 はならぁと」に関わってこられた若手アーティストの方に登壇してもらいました。

最初に今回のキュレーターである長谷川新さん(写真右)に振り返りをお願いしました。コロナ禍にニューヨークでコミュニティガーデンに関わられた山本悠さんとの親交の中で、今回のはならあとを最初から「作品がやってきて展示が行われて終わったら去って行くようなものにはしないでおこう」ということを考えておられたということを話してくださいました。
長谷川さんはこのアートイベントに関わるまで宇陀のことは地名すら知らなかったということで、やはり知名度の低さというのはまだまだあるのだなあと思いました。
宇陀の魅力の中に、「鑑賞に来られる方に対しての地域の人の積極的なアプローチがあることで、来られた人の鑑賞体験に奥行きが得られる」という話もされていました。難しく書きましたが、簡単に言うと地域の人の「楽しんで帰ってもらおう」という想いと行動が強かったということです。
これからも宇陀と関わってくれる頼もしい仲間だと感じました。

続いて報恩寺を会場に作品展示をしてくださっていた阿児つばささんに自分の作品について話してもらいました。
阿児さんには作品についていろいろ話をしてもらいました。それと、その話の中で、滞在して制作や在廊する中での話として、「滞在している地域での偏見の目」についても話してもらいました。田舎の人が決めつけている性別や年齢で「こうあるべき」という思い込みがアーティストの滞在のストレスとなる危険もあるという話です。それに関しては、本当に我々が気をつけないといけないことだなと思いました。

今回ゆたかな宇陀とも長い間関わってくださっている山本悠さんにも話をしてもらいました。

そして最後にこのはならあと宇陀松山を第1回目から立ち上げられている宇陀キラ倶楽部の田川夫妻にもお話しをしてもらいました。この2人がおられたからこそのはならあと宇陀松山です。本当にお疲れ様でした。

その後は、本日の参加者の皆さんから簡単な挨拶と感想を述べてもらいました。今回のはならあと宇陀松山のボランティアスタッフの方や喜楽座の岡田さん、池本先生も来られていました。

勉強会後の交流会では、引き続きお鍋を囲んでいろいろな話で盛り上がりました。

アートというものが地域と関わるということで、はならあとの試みはとても可能性を秘めたものだとあらためて感じました。(天根)

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